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チュウチュウチュチュ

『お嬢さん』という映画を観てきた。

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神奈川は黄金町の『シネマ・ジャック&ベティ』という映画館。

名前も雰囲気もとても素敵で、家からの距離と天秤にかけても、通ってもいいかな、と振れるくらいに、平成生まれに刺さる昭和レトロで魅力的なシアターであった。

我々平成ボンボンどもに、特にこういったノスタルジックで前時代的なものの、「味があって、イケてるじゃない。通おうか」などと異様に刺さるのは、なにとなく若者のダサさを象徴しているようでなんとも居心地が悪い。

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そいで肝心のこの『お嬢さん』、本編は3部構成になっており展開もそのまま序破急、観後感で言えば、うまいことまとまってるなァ、というお話でした。

なんて淡々と話しているけれど、観劇中のおれはハラハラドキドキ、はたから見れば、この人手汗で脱水症状起こすんじゃないの、刺激的さ〜クラクラしちゃう〜。ていうか官能的なシーンが多すぎませんか。エロい。気まずい。このシアター、名前を「ベティ」というのだけれど、「ちょっと、こんな気まずい空気作る映像、流すのやめてや!」と、恥じらう淑女ベティが見える。それもまたいじらしい。続く濡れ場、恥じるベティ。ふふふふふ。

 

あと、劇中のお嬢さんがやんごとない。初めは「あれ、絶世の美女という割に、そこまでじゃないじゃない」という程度なんだけれど、話が進み進んで最後に気づいてみれば、お嬢さんやっぱめちゃくちゃ美人やったわ、などと思っている自分にハッとする。物語の主役としてのお嬢さんを飾りたてる、構成と映像の妙。

やっぱ、うまいことまとまってるわァ。

 

映画の最後の最後に、男2人が地下の拷問部屋にこもり、劇中の裏切りについての話をするシーンがあるのだけど、これが一緒に観にいった3人の中では「最後のあそこ、いる?」と、問題のシーンであった。グロいし、そこで拷問をする意図も分かりづらい。しかも指を詰められている側も、一つ一つ指をちょん切られてるっていうのに、リアクションが「うぅ!ふぅ、、、」程度。賢者タイムか。

しかしやっぱり、どんなお話にもエピローグ、最終的な総括はあって然るべきだと思うし、それがあるだけでまとまった感じがしていいじゃない。

なので、断然「あのシーンは必要!」派である。

 

言いたいことは以上だが、お話のまとまりとかなんとか長々と書いておいて、自分のブログの方が全然まとまっていないじゃないか、クソ野郎!などと言われそうなので、あえて総括させていただくと、オナニー後の賢者タイムみたいなリアクションの是非については論を待たない、やり直せ。ということである。

 

嘘である。とてもよい映画だった、ということである。